皆さんこんにちは。リノベーションが得意な中古住宅専門の不動産会社、株式会社しあわせな家 代表取締役の山田篤です。

毎年恒例の年末コラムを書きました。
【過去の年末コラム】
2009年「不動産営業のあるべき姿」
2010年「私の役割」
2011年「職人の肌感覚」
2012年「結論は人間力と3.3倍」
2013年「NZの中古住宅売買から学ぶこと」
2014年「住まいの幸福度、世界一を目指す!」
2015年「中古住宅購入の注意点」
2016年「短く!わかりやすく!解説する。リフォームとリノベーションの違い。」

今年のタイトルは「AI時代を見据えた、マイホーム購入成功のカギ」です。年末コラムを書き始めた2009年には想像もできなかったタイトルですが、消費者の皆様にはたった今、「ココを押さえておけばマイホーム購入はそうそう失敗しないですよ」という内容に。業界の皆様には近い将来、「ライバルは全く違うところから現れて、自分達の存在意義はココになりますよ」という内容になっています。どうぞご覧ください。

最初に質問です。
「今年1年間に何回【AI】という文字を目にしましたか?」
昨年とは比較にならないほど目にする機会が多かったことと思います。「AI時代に無くなる職業」という文章を読んで、ヒヤっとされた方も多いのではないでしょうか。「もうすぐそこに来ている」というのが共通認識だと思いますが、そんなAI時代を見据えながら、私の考えるマイホーム購入成功の「カギ」を解説してみたいと思います。

わかりやすくお伝えする方法を色々と考えた結果、3Dで表現してみることにしました。

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X軸:お金の話

Y軸:物件の話

マイホーム購入成功のポイントは大きくこの2つに分けられます。これらを分解すると以下のようになります。

X軸:お金の話
①資産性の話
②資金計画の話

Y軸:物件の話
①立地の話
②建物の話

ではZ軸は?

冒頭の「ココを押さえておけばマイホーム購入はそうそう失敗しないですよ」「ライバルは全く違うところから現れて、自分達の存在意義はココになりますよ」のココ。
そうです。このココがZ軸になります。

Z軸:深さ 納得いくまで深く掘り下げること

それでは、X軸とY軸を掘り下げてみます。

X軸:お金の話
①資産性の話
将来、この物件の価格がどうなるか?を想像すること。答えは誰にもわからないが、リスクが高いか低いかを想像すること。

②資金計画の話
無理のない住宅ローンの借入額がいくらなのか?借入可能額ではなく、借入適正額の計算をすること。
自己資金をどれだけ使うか、手元にどれだけ残しておくと安心かを計算すること。

Y軸:物件の話
①立地の話
資産性の話とかぶるので、X軸とY軸の交わるところに位置します。
この物件の存する立地と、マンションの場合はその建物の中のどの位置なのかという話。

②建物の話
安全に暮らすことができるのか(耐震性、防犯性)、あと何年住めるのか(耐久性)、リフォームすることができるのか(可変性)という話。

インターネットには情報が溢れていて、きちんと整理するのは容易ではありません。そのため、専門家と一緒に考えるのがベターです。お金のプロ(ファイナンシャルプランナー)、不動産のプロ(宅地建物取引士)、建物のプロ(建築士)が寄り添い、一緒に考えてくれると心強いですね。

さて、ここからが本題です。
すぐそこにやって来ているAIの時代には、このX軸とY軸の話はどうなるのでしょうか?

もう一度、見返してみてください。どれも定量的な話です。例えば①資産性の話では、過去の成約事例の質と量、未来の需要と供給の分析、日本や世界の経済動向などから、人間では到底かなわないレベルの回答をAIがしてくれるでしょう。しかもあっという間に。

こんな話があります。
たった今、ロボットの声=iphoneのsiriの声を想像する人が多いと思います。あの声で「あなたにはこの物件がピッタリです」と言われても心に響かないから、最終的に不動産売買は人間の仕事のままでAIにとって代わらない。

しかしよく考えてみると、声のイントネーションが人間に近づくのは時間の問題だと思いますし、人間は嘘をつく可能性があるけど、AIは嘘をつかないから、AIの方が信用できると考える人も出てくるのではないでしょうか。
私は、このX軸とY軸の話は、人間はAIにかなわないと考えています。

では不動産売買の仕事は「AI時代に無くなる職業」なのでしょうか?

そんなことはありません。生き残りのキーワードは「Z軸」です。
上述の通り、ただ単にX軸とY軸を掘り下げるのではAIにかないません。掘り下げ方を人間ならではにするのです。このようにZ軸を言い換えるのです↓

Z軸:深さ 五感をフルに使って、一緒に心の満足を追求する

今、日本で売りに出ている家のほぼ全てに、キッチン、お風呂、トイレ、洗面所があり、風雨にさらされること無く暮らすことができます。つまりどの家でも必要最少限の暮らしはできるわけですが、これらのグレードをどこまで求めるか、言い換えると、心の満足をどこまで追求するかを一緒に考える。そして、

視覚:窓から何が見えるのか?
聴覚:どんな音が聞こえるのか?
触覚:どんな空気を感じるか?
味覚:お水はどんな味か?
臭覚:どんな匂いがするのか?

お客様と担当者が一緒にこれらを感じて共有する。
そして、条件が整えばニコッと笑顔で優しく背中を押して差し上げる。
客観的な事実の積み上げはAIに任せ、五感をフルに使ってお客様の心の満足を追求する。
これが私達の仕事となるでしょう。そしてこのZ軸の考え方は、たった今もマイホーム購入成功のカギであると考えています。

じゃあ今、このZ軸を追求している不動産会社はあるのか?
あります!それが株式会社しあわせな家です!!!

スミマセン、言い過ぎました。さすがに「味覚:お水がどんな味か?」まではやっていませんが、それ以外のところは私達が目指し、やってきていることです。どこよりもお客様に寄り添い、AI時代になっても変わらない心の満足を追求しています

弊社のスタッフの皆さんには、今、とても大変な仕事をしてもらっています。X軸、Y軸の掘り下げをしながら、Z軸の追求もしてもらっているので、仕事の量がハンパではありません。本当に有難うございます。でもきっと、AIの時代が来た時「あの時頑張って良かった!」と思ってもらえると信じていますので、引き続きどうぞ宜しくお願いします。

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(弊社施工:根岸森林公園ハイツ)

最後までお読みいただき有難うございます。
来年弊社は10周年を迎えます。本当にあっという間の10年間でした。皆様、本当にありがとうございます。

これからの10年は、もっともっとあっという間で、そして劇的な変化が起こると思っています。常に理想を掲げながら、そして現実と乖離しないようにバランスを取りながら、前へ前へと進んで行きます。次の10年もどうぞご期待くださいませ。

それでは、最後にいつものフレーズを。
未来が楽しみで仕方ありません。
頑張ります!

平成29年12月吉日 山田 篤