「イギリスを旅するなら6月がイイね」そんな声を聞いたことがありますが、気候もちょうど良く、イングリッシュガーデンが美しい最高の季節にイギリスに行って来ました。

スコットランドのグラスゴーからスタートし、ロンドンまでをたった7日間で縦断する、こんなハードなスケジュール↓

グラスゴー→エジンバラ→湖水地方→リバプール→チェスター→ストラッドフォードアポンエイボン→コッツウォルズ→バース→ストーンヘンジ→ブリストル→ロンドン

冷静に地図を見返すと「よくまぁこんなに廻れたな~」と感心してしまいます(笑)こんな道中に触れた「イギリスの住まい」について、写真を中心に5つご紹介したいと思います。

湖水地方:ワーズワースの家

イギリスの代表的なロマン派詩人ワーズワースが、晩年の1800年代前半に過ごした家を見学しました。

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子ども部屋。なんか床が丸く見えませんか?写真が下手なのではありません。不陸がハンパなく、1000分の6以上の傾き確実です。

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が、そんなの関係ないですね。この圧倒的な質感。築200年以上です!
 

ストラッドフォード・アポン・エイボン:マナーハウス

シェイクスピアが生まれた街ストラッドフォード・アポン・エイボンにある、16世紀に建てられた貴族の館を改装した「マナーハウス」に宿泊しました。

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もう言葉になりません。絵本の世界ですね。
内装はこんな感じです↓

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エアコンが無いので暑くて寒いお部屋ですが、ホテルとして見てはいけません。築400年以上。歴史的建造物に宿泊できる感動!
 

コッツウォルズ:普通に人が住んでる家

はちみつ色の天然石で建てられた家が建ち並ぶ、コッツウォルズの村を見学しました。

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外壁に1897とあります。築120年です!

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こんなパン屋さんなら毎日通いたい!

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イギリスでは「For Rent」ではなく「To Let」が一般的に使われるそうです。トイレじゃないですよ。

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2戸1の長屋。正式名称は「セミデタッチハウス」。もう、うっとりですね!!!

ここで少し堅い話を。イギリスで家を買う場合、大きく2つの形態があるそうです。

Freehold:土地と建物を所有する権利が永久的にオーナーに所属するもの。日本の「所有権」に近い。

Leasehold:Freeholdの所有者から、99年など一定期間土地建物を買う(借りる)もの。内装は自由に変えられるが、外装は規制があることも。日本の「定期借地(家)権」に近い。

なるほどですね。
 

ロンドン郊外の住宅地を散歩してみつけた家①

ロンドンの宿泊先が市街地から離れていたのでラッキーでした!少し歩くと住宅地が。

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空き家っぽいですが、何やらベタベタと美しくないものが貼られていたので、気になってよく見ると、

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街灯に何かが。アップすると、

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こんな紙が括り付けてありました。上の方にはこう書かれています↓

PLANNING NOTICE

Town & country planning act 1990(As amended)
The council has received an application for the following development

Redevelopment of the site to comprise a four storey building with commercial use at ground floor and basement and 6 * 2 bed residential units on the first , second and third floors , with associated car and cycle parking

ざっくりと申し上げると、
「法に基づきリノベーション工事の申請をしました。2ベットルーム×6部屋をここに造るので、何かあれば6月28日までに連絡をください。」

我ながらよく気が付きました!Good jobです。
リノベーションするにも申請が必要なんですね。しかも1990年に改正された法律とあります。そんな前から・・・。日本人にはビックリですが、英国人には当たり前なのでしょう。歩いていて、エアコンの室外機や洗濯物はいっさい視界に入ってきませんでしたし、心から自分達の「街の姿」を大切にしている証でしょう。
 

ロンドン郊外の住宅地を散歩してみつけた家②

続いてこちら。

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かなりデカイ敷地が木の柵で囲まれています。

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この敷地内に2階建のテラスハウスが7~8棟建っていました。

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よくみると玄関ドアが違います。
2か所ある敷地の入り口付近の片方にこんな掲示板が。

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一番右を見てください。そこにはこうあります↓

ESTATE INSPECTION

Every three months, your housing officer and area surveyor carry out an inspection of the Rotherhithe, se16 area. The purpose pf the inspection is to:

・Check the work of the cleaning / gardening contractors
・Check for any repairs in the communal areas
・Check for any other problems such as abandoned vehicles
・See what we can do to improve the appearance of the area

We very much welcome the input of residents at these inspections , and you are invited to join us. We are keen to hear your views on the quality of services being provided , and your suggestions about how the area might be improved.

※google翻訳はコチラから。

このテラスハウス群は、前述した「Leasehold」の住まいだと思われます。そのため「Freehold」の所有者から3か月毎にインスペクションを受けるのでしょう。日本でもようやく普及してきた「ホームインスペクション」。英国ではこんなインスペクションもあるんですね!

またまた我ながらよく見つけました!!!小一時間の散歩でこの2つの家に出会えるなんて、山田篤は何か持ってます・・・(笑)ではなく、これが英国の日常なのでしょう。
 

最後に一枚の写真を。
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何だかわかりますか?移動の際に乗ったバスの窓です。
ホテルだけでなく、築年数もバラバラないろんな建物を見ましたが、それらのほとんど全てが、そして、なんとバスの窓までがペアガラスになっています。ヨーロッパのエコは進んでいますが、ここまでペアガラスが当たり前とは。。。リフォーム業界の皆さん、これは今後のビジネスのヒントになりますね。日本も近い将来、こうなるのではないでしょうか?

それにしても本当に美しい国でした。こんなに素敵な建物なら「建替え」しようなんて、これっぽっちも考えないですよね。日本も少しでも近づけるように、微力ながら頑張ります!素敵な家をたくさん手掛けるぞ~!
貴重な時間をありがとうございました。

2017.06 ㈱しあわせな家 代表取締役 山田 篤

中古住宅選びで成功する為に絶対必要な5つの知識