• リノベーションが得意な中古住宅専門の不動産会社、
    株式会社しあわせな家、賃貸管理部の佐藤です。

    先日、70代ご夫婦の物件を探したところ、予想以上にハードルが高いことが分かりました。

    まず、民間の賃貸物件については、問い合わせの段階で高齢者というだけで断わられるケースが多く、なかなかご案内まで至りません。

    次に、補助金などで行政も力を入れている「サ高住」。
    いわゆる、サービス付き高齢者住宅ですが、60才以上なら入れます。
    介護サービスがオプションなので、要支援・要介護認定者でもOKです。
    介護付き有料老人ホームと似てますね。
    ところが「サ高住」は家賃が高く、年金収入だけですと、結構厳しいんです。

    最後に都営や県営などの公営住宅ですが、利便性の良いところは空室が少なく、空いても抽選になるためなかなか入れません。
    また、最低年収基準がある場合があり、元自営業などで年金が少ない人は、そもそもその基準が満たせません。

    では、どうしたらいいのでしょうか?

    やはり、民間の賃貸物件に頼らざるを得ません。
    貸す側の気持ちからすると、
    「どうせ貸すなら現役の人がいい」
    と考えます。
    連帯保証人や保証会社が付いたとしても、高齢者ならではのリスクを懸念するのです。
    すると、好立地など需要の高い物件はまず無理です。
    結果、駅から遠い、日が当たらない等、何かしら問題があり埋まりにくい物件を選択せざるを得なくなります。
    実際に都内でも古くて狭いワンルームマンションや、アパートにたくさんの単身高齢者が住んでいます。

    素敵な物件には現役世代、寂れた物件には高齢者世代。
    こんな構図も、二極化問題の一つになるのではないでしょうか。

    今は超高齢化社会と言われていますが、さらなる超々高齢化社会はもう目の前です。
    その中でも、比較的裕福な高齢者はいくつも選択肢がありますが、
    持ち家もない年金収入にのみ頼っている高齢者は、好きな所に住むことすらままなりません。
    そして、一方では大量の空家問題。

    果たして、10年後の世はどんな景色になっているのでしょうか。
    そのとき、私も60を超えています。
    他人事ではありません。

    佐藤 勝也のブログ

    うっかりして気付かず見落としてしまうことを、よく「盲点」と表現します。そして盲点は、よくよく考えれば実は他愛もないことが多いのですが、見つけ難く気付かないままの盲点もあります。そんな様々な盲点に光を当て、困ってるオーナー様の一助になれば幸いです。

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