• リノベーションが得意な中古住宅専門の不動産会社、
    株式会社しあわせな家、賃貸管理部の佐藤です。

    平均寿命と健康寿命の違いを知っていますか?
    平均寿命は前の記事で説明した通りですが、
    健康寿命とは他人の手を借りなくても日常生活が過ごせる年齢の平均値です。
    私も最近新聞で知りました。

    そして今、この平均寿命と健康寿命との乖離が広がりつつあります。
    男性ではその差が9才、つまり、亡くなるまでの9年間は誰かの世話になるということです。
    女性ではその期間はなんと12年にも及びます。

    長生きするのはいいですが、頭や身体がついていかない期間が結構長いということですね。
    身体の健康は常日頃のケアが欠かせません。
    誰しもそうでしょうが、私も例外なく40過ぎてからは食生活や身体を動かすことへの意識が大きく傾きました。
    突然の大病は仕方ありませんが、身体の方は普段のケアで老後の健康を維持することは可能でしょう。

    問題は「頭」です。
    認知症ですね。
    遺伝的要因もあるようなので普段の努力だけでは何ともならないかもしれません。
    もちろん、遺伝子レベルでの解明も研究が進んでいるそうですが、それもまだ先の話です。

    出来ることなら、身内には迷惑を掛けたくない、そうなる前に死にたいと思うのは人情。
    いわゆる「ピンピンコロリ」。
    でも超々高齢化に伴い、現実的にそれが叶わない人たちが今後激増します。
    既に今でさえ、平均して10年もの死ぬまでの間、誰かの世話になるのです。
    その期間は今後どれだけ延びるのでしょうか。

    すると、ここで出てくるのは「お金」の話です。

    安価な特別養護老人ホーム(特養)は競争率が激しく簡単には入れません。
    介護付き有料老人ホームやグループホームは立地が良ければ利用料が高くなるので、基本的には年金収入に見合ったエリアを探さざるを得ません。
    家探しと一緒ですね。
    特に外出することは少なくなるので好立地である必要はないのかもしれませんが、
    あまり辺鄙な場所だと、身内の方々が訪ねてきてくれないので寂しい、といったこともあるでしょう。
    また、当然ですが、利用料の高いところは設備もサービスも充実しています。
    施設に入るにしても、お金があればある程度の希望は叶うのです。

    さて、ここで不動産の登場です。
    年金収入プラスαとしての不動産は重要です。
    家賃収入のある物件を持っていれば申し分ありませんし、持ち家が高値で売却出来れば、質の高い施設に入所することが可能です。

    一般の家庭において、住宅ローンを払いながら、子育てをしながら、たくさんの貯金をすることは困難です。
    そして、ローンを払い終える頃は高齢になっています。
    介護が必要になった場合、そのまま子供に面倒を見てもらいながら住み続けるか、
    いずれかが拒否すれば売却して施設に入る資金を作るしかありません。
    選択肢は少ないです。

    いつまでも健康である保証はありません。
    むしろ、いずれ誰かの世話になる確率の方が高いと思った方がいいでしょう。
    家を持つことは人生の目標の一つです。
    叶えられる夢と言ってもいいかもしれません。
    そこに水を差すわけではありませんが、これからは老後のビジョンまで見据えて、購入を考えるべきかもしれません。

    なんて、もっともらしく言ってますが、私自身そんな老後のことなど微塵も考えませんでした。
    しかし、50になり、以前にも増して時間の経過を早く感じるようになった今、
    やっと少しずつ、自身の老後と不動産について考えるようになりました。
    まだ間に合うでしょうか。

    佐藤 勝也のブログ

    うっかりして気付かず見落としてしまうことを、よく「盲点」と表現します。そして盲点は、よくよく考えれば実は他愛もないことが多いのですが、見つけ難く気付かないままの盲点もあります。そんな様々な盲点に光を当て、困ってるオーナー様の一助になれば幸いです。

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