こういう質問をされます。
「減税もあるし、自己資金を出すよりもお金を借りた方が得ですか?」
このように質問を返します。
「あなたは、現金100万円を3%以上の利回りで運用し続ける自信がありますか?」
「 ? 」と思ったあなたは、自己資金をできるだけ使った方がよいでしょう。
「 いけるかも! 」と思ったあなたは、できるだけ借入を多くした方がよいかも。
ようは、単純にお金の損得を考えると、借入はできるだけ少なくしたほうが得です。
しかし、借入の利率以上で運用をする自信がある人や、自営業の方で、手元にお金を残しておきたい人などは、できるだけ多く借入をしたほうが得になるかもしれません。
では次の質問。
「手元にある自己資金の内、どれだけをマイホームに使い、どれくらいを残しておくとよいでしょうか?」
これは明確な回答がしづらいですが、一般的にサラリーマンの人であれば6ヶ月分の生活費くらい、自営業の人は1年分の生活費くらいを残しておくとよいでしょう。
マイホーム取得には様々なお金がかかります。このブログの中で「マイホーム購入と諸費用」というテーマで列挙しましたのでそちらをご覧ください。
ひとつお薦めがあります。
営業担当の人にこのようなお願いをすると良いと思います。
「この物件を購入して、普通に生活をするまでにかかるすべての費用を出して下さい」
その場ですべてを挙げられる人のほうが少ないかもしれませんが、後日でもよいのでそれを出してもらうと、手元に残せるであろう自己資金の額が明確になります。
あと、親や祖父母から贈与を受けるケースが、マイホーム取得の場合には多々あります。これは有効な手段ですので、いただけるものは、いただいてしまえば・・・。
ただし、私もマンション購入の際に親から少し援助をしてもらいましたが、その途端に、
「早く結婚しなさいっ!」
というプレッシャーが強くなりましたので、その辺りはご注意を(笑)