ホームインスペクション付き

ホームインスペクション付の不動産仲介を始めて1年以上が経ちました。
売主様・買主様、双方に大きなメリットがあり、確かな手応えを感じています。

その効果について、ここで検証をしてみたいと思います。
不動産の購入や売却をお考えの人だけでなく、不動産業者も必見です!

中古住宅・中古マンション購入をお考えの場合

◆インスペクションを入れるタイミング

中古物件の購入の場合は、物件申込み後、契約までの間にインスペクションを入れるようにしています。唯一の例外は、床下・小屋裏共に点検口が無い一戸建住宅があり、そこを見られる状態にしてからインスペクションを入れて欲しいという買主様の要望により、引渡後に点検口を設け、その後に入れたケースです。
それ以外はすべて契約前に実施しています。

インスペクションがされていない物件を購入する場合(ほとんどすべての物件がそうですが)は、売主側、買主側共に、このタイミングでインスペクションを入れるのがベストだと思います。なぜなら、売主様にとっては買うか買わないかはっきりしない人に自宅を調べられたくないですが、申込み後の場合は、インスペクション結果で問題がなければ購入するという意思表示を書面でしているため、そうであれば売主様も納得するケースがほとんどだからです。買主様にとっては契約した後では遅い場合があるからです。



◆インスペクションの効果

 基本的に、さくら事務所の目視コース5.5を入れています。あくまで目視のためすべてが明らかになるわけではありませんが、今までのところ、買主様は皆さん、大きな安心を手に入れて、気持ち良く契約に進んでいます。

その理由は以下のようになります。
◇欠陥住宅でないことがわかる
・建物に大きな傾きがないこと
・雨漏れの痕跡がないこと
・床下・小屋裏の状態に大きな問題がないこと
◇リフォーム範囲のアドバイスがもらえる
・自分のリフォームの希望や予算を伝えていない第三者からリフォームした方がよい項目
を指摘されること(買主様は非常に喜びます)
・契約前に総予算が見えるので安心なこと

一般的には、インスぺクションを入れることで20%前後の買主様は契約をキャンセルすると言われています。しかし、弊社の事例ではそれは1件もありません。理由として考えられるのは、弊社の場合、物件を内覧していただく際に大事なポイントはチェックをしており、それをクリアーした物件のみを具体的に検討していただいているためだと思われます。

 
 

中古住宅・中古マンション売却をお考えの場合

 

◆インスペクションを入れるタイミング

ほとんどの売主様はインスペクションと言っても御存知ありません。他社でも行っていないため、まず御理解をいただくことから始めます。
タイミングとしては、査定の前に入れています。インスペクションの結果、何か大きな問題があった場合は、それを改善してから売り出した方が良い場合と、買主様にそれを改善するのにいくらくらい費用がかかるかを伝えて売り出す場合があり、それによって売出価格が変わってくるからです。


◆インスペクションの効果

売主様のほとんどは、自分が長年住んできた家に愛着があり、そんな我家を気持ち良く売却して、大切に住んで欲しいと願っています。当然、少しでも高い金額で売りたいという気持ちはありますが、それだけではなく、後からトラブルになるような売買は絶対に避けたいと思っています。


今までの中古物件売買でトラブルになるケースの多くは、「瑕疵担保責任」についてです。簡単に言うと瑕疵とは欠陥のことで、買主様が住み始めてから気付き、気持ち良く売買が終わったと思った後から発見され、お金の負担をどっちがするかみたいな話です。

現在、そのほとんどの中古物件売買の契約書にうたわれている瑕疵担保責任は以下の通りです。
・構造上主要な部分の欠陥
・雨漏れ
・シロアリの害
・給排水管の故障
これらについては、引渡後3カ月間は売主様(個人の場合)が責任を負うことになります。
また、主要な設備については、引渡後7日間は売主様が責任を負うのが一般的です。


つまり、瑕疵がある住宅については、引渡後に発見される場合がほとんどであり、後からわかるよりは、事前にインスペクションを入れてそれらを調査をし、気持ち良く売買をするほうが良いということです。この話をすると皆さん納得をしてくださり、事前にインスペクションを入れることになります。

もうひとつの効果として考えられるのは、買主様の決断を後押しする大事な資料になるということです。
現在の中古物件取引のほとんどは、A4の紙1枚の販売図面と、物件を見学することだけで、購入するかどうかの決断をしなければなりません。新築のそれに比べるとあまりにも情報に差があります。そんな中で、インスペクションレポートを追加すると、いっきに安心感が増し、買主様の決断の後押しをすることになります。結果として、高く売れる可能性が出てくるわけです。


実例として、ご主人様が単身で海外にいらっしゃる買主様で、奥様が当社のインスペクション付物件を気に入ったのですが、ご主人様はしばらく日本に帰ってこれない。しかし、帰国を待って他の人に買われてしまうのは絶対に嫌だという奥様のお考えでした。そこで、ご主人様にWEBでインスペクションレポートを確認してもらったところ、これなら安心して購入できるから、奥様が気に入ったのなら購入の決断をしても良いということになり、売出開始後1週間も経たずに、満額で購入していただくことになりました。現在までにインスペクションを入れたことで悪い結果が出た売主様はいません。

 

インスペクション標準仕様

弊社では、今後も中古物件についてはインスペクションを標準仕様でやっていきます。その物件を購入・売却していただく場合は料金は別途いただいておりません。

民主党のマニュフェストの中にも「ホームインスペクション」という言葉が出ています。今後は当社のような不動産会社が増えていき、近い将来、欧米のように「常識」になると思っています。