~ライフステージにあわせて住み替える~

子育て前期から後期へ備える

お知り合いの不動産会社(!)の方から弊社の話を耳にし、初回面談に来て下さったS様。 10年前に購入された新築マンションは、駅からバス便ではあるものの、眺望がとても魅力的なお部屋で、ずっと住むつもりで購入されたそうです。ですが、購入当初ご夫婦お二人だった頃には気にもしなかった【お子様の教育環境問題】に直面するタイミングを迎え、今通っている保育園のそばに住み替えをし、その学区の小学校に通わせてあげたい、という理由で住み替えを検討されていました。

売るのが先か?買うのが先か?

自宅を売却してから購入する、購入してから売却をする、住み替えの流れは大きく分けてこの2つになります。 堅実なS様、売却価格が決定していないので、資金計画が狂う可能性がある購入先行のデメリットを避ける為、売却先行で販売活動をスタートしました。

魅力を伝えきる案内

一般的に、買い手が内覧に来ると早い方で5分、長くても20分程度の案内になります。ですがS様の場合平均で30分。どこが気に入ってこの物件を買ったのか?時にはダイニングテーブルに座って頂いて、時には夜景の写真をお見せして。住人でしか説明できない物件の魅力の解説はS様の役割。建物の構造・スペック、内装・設備、可能なリフォームプランなど客観的な解説は弊社の役割。室内を見た後は駐車場やごみ置き場の共用部分もきちんと見ていただきます。マンションの管理状況の良さをアピールするためです。物件の魅力を伝えきる案内としては、30分というのは決して長くないと思いませんか?そんな案内を重ね、はれて売却のご契約が済み、いざ購入物件の申し込み・・・

団地の5階 エレベーターなし さあどうする?

小学校の学区内で狙っていた物件は既に契約済み。次に候補に挙がったのは昭和57年築の団地。眺望もよく広さに対して価格も手頃。ひっかかるのはエレベーターが無い5階という事だけ。

ライフステージを思い出す

30年後、エレベーターなしの5階に住み続けるのはつらい、そう考えたS様。一旦はこのタイミングでの購入をあきらめ、しばらくは賃貸に住むことを考えます。そんな時に終の棲家のつもりで購入した自宅の事を思い出します。「10年前には考えもしなかった住み替え、今から10年後にはまた同じように変化が起きるのではないか?」「30年後の心配よりも、これから10年~15年の子育て後期をいかに充実させるかが大切ではないか?そのぐらいの時期ならば階段で5階も大丈夫」  ライフステージごとに住み替えるという選択肢を思い出し、一歩前に進むことが出来ました。

テーマは【ALOHA】

弊社恒例のリフォームタイトル決め。 S様からのメールです。 リフォームのテーマ、決まりました。

Azamino x Lohas x Hawaii = ALOHA です。

〜待望の新居で、ロハスな生活がしたい。大好きなハワイのテイストをチョット入れて〜 そんな雰囲気のお部屋にしてください。

S様からのご要望図面
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弊社からのご提案図面
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書斎スペース

自宅でお仕事をすることの多いS様ご主人のためにリビングの一角に書斎を設けました。
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テーマはハワイの海岸 
床は砂浜、壁は海、テーマに沿った配色をしました。サーフボードの黄色が映えます。
ご主人の大好きな小説を飾れる本棚も設けました。
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正面のステンドグラス
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実はキッチンとつながっています。
壁式構造で光の入りにくい位置にあるキッチンを少しでも明るく・風が通るように、そして、書斎にいても家族の気配を感じられるようにするためのひと工夫です。
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玄関

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玄関を開けると異国情緒を感じさせるアーチとアンティークの窓。玄関を広く、明るく、気持ちよく。玄関にはこだわります(笑)
玄関を開けると優しいダイニングの灯り。思わず「ただいま!」と元気に言いたくなる、そしてお子様が個室に直行しやすくなる子育て後期の為の住まいとしての機能も持ち合わせています。同じ団地に住む数多くの方が「リフォームの参考に」という事で見学に来たそうです。この玄関をみて「もはや団地ではない!」「住む人のイメージができる正に家の[顔]ですね!」と高評価だったようです。
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好きな色を好きなだけ

こども部屋
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トイレドア
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書斎の壁やリビングのドアだけではなく、各所に好きな色を散りばめました。ちなみに建具は新築当時の物を再利用。昔の建具はしっかり作られているのでまだまだ使えます。
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好きな色を選んで、自分たちで塗る 愛着がわかないはずがありません!

実際に住んでみて S様からのお話

〇エレベーターなしは実際どうですか
「購入を躊躇した大きな理由のエレベータなし5階ですが、日常の外出の際は全く苦にならないですね。大量に買い物をした時はちょっと大変ですが(笑) むしろイイ運動になるから良かった!という感覚です。この調子ならば次のライフステージに移る頃も元気な足腰でいられそうです。」
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〇新築マンションから「団地」に引っ越してみて感じたことは?
「もともと団地に住もうとは全く考えていませんでした。壁に番号がふってあるのがどうにも苦手で・・・住んでみると緑が多く静かで、なによりコミュニティがしっかり出来上がっているのが魅力ですね。前のマンションではお隣ぐらいしか名前と顔が一致しなかったけれども、ここは階段の掃除などで住人同士のコミュニケーションが取れるのですぐに顔なじみです。オートロックなど防犯設備はないけれどもこっちのほうがよっぽど安心ですね。」

〇生活は変わりましたか?
「変わりましたね。家にいる時間が長くなりました。とても落ち着きます。前の住まいもインテリアに不満があったわけではないんです。ただ内装はAか?Bか?という少ない選択肢の中からデザインを選びました。今回のリフォームでは色・素材全てを幾通りもある中から自分たちの好みでオーダーして造ってもらい、どこを見渡しても好きなものに囲まれている空間に仕上がりました。これが落ち着く大きな理由のようです。」

住まい探しで大切なこと

それは「ライフステージにあわせて住み替える」という考え方。もしS様がベビーカーの必要な子育て前期、こどもが巣立ったあとの二人暮らし後期だった場合、いくら予算内で思い通りのリノベーションをしても、エレベーター無しの5階では理想的な住まいにはならなかったでしょう。これから子育て後期にはいる自分たちにとって何が重要なのか?ライフステージをきちんと見極めたからこそ、お金に無理をしないで手に入れる、ストレスフリーで心の贅沢を追求した住まい(しあわせな家)になりました!
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「自分たちでDIYもやって中古注文住宅を創ることで家を楽しめるようになりました。居心地がイイといって集まってくれる人のためにも、もっともっと磨きをかけていこうと思っています。まだまだ飾るところもあるのでハワイ旅行で雑貨を買ってくるのが今から楽しみです!」と嬉しそうにお話くださる奥様。

S様、ありがとうございました!

担当:望月陽介 石田彩