T様は、恐らく内覧に費やした時間よりも、「どんな住まいにするか?」ということに費やした時間の方がはるかに多かったと思います。

物件に出会うまで

初回面談の時のキーワードとして

・3人のお子様、家族5人で楽しく暮らせる住まい

・子ども達の笑顔

・保育園の都合上エリアは限られる

というものが上がり、ここにもちろん「予算」というものが入ってきます。

そうすると、おのずと販売中の物件で候補になりそうなものは上がりましたが、そう多くはありませんでした。

始めに数件の内覧後はじっと候補物件が出るのを待つことになりました。その間、メールで「こんな住まいにしたい」というご希望や予算感、実現可能性などをお客様と吟味していきました。

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例えば、このような物を造るとしたら高さはどのくらい必要か?リフォーム予算はどのくらい必要か?といった内容です。

また、購入物件に出会うまでの間、ご自身のお住まいのご参考になればと、弊社がリフォームして販売した宮前平にある物件のオープンルームにお越しいただいたこともあります。

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このオープンルームの物件も限られた空間を有効利用するために、LDを小上がりにしたり通路に造作棚を設けたりという工夫を凝らしていました。

この時にT様からいただいたメール。

「宮前平の物件は子どもたちが大変に楽しい思いをさせていただきました。あの、笑顔を見る事ができただけで足を運んだ甲斐はありました。宮前平の物件に心躍らせている子ども達の姿を見てしまうと『〇〇マンション(内覧して見送った物件)』も未リフォームだったら良かったのにねぇと思わなくもないです。」

ここでもまたいただいたキーワード「子どもの笑顔」。親なら誰しも望むものであるのは当然のことですが、はっきりと言葉で何度もいただくことは意外と少ないものです。ですが、T様からは何度もいただきました。一番のポイントとなりそうです。
 

物件に出会う

最初にお会いしてから3か月、後に購入することになる物件に出会いました。エリア内で出た久しぶりの物件ということでご紹介しましたが、正直この時はこの物件で具体的にお話が進むかどうか私の中では「半々」といった印象でした。と言いますのも、実はT様の現在のお住まい端分譲マンション持ち家で、広さは約57㎡。それに対して新しく出て内覧した物件は68㎡ということで、広くはなるものの約10㎡=6帖のお部屋一つ分だったからです。「もう少し広さを求められるのでは」という気持ちが私の中にありました。

この時の内覧後のT様からのメール(抜粋)

・3人の子供の寝る場所&私物を置く場所

・納戸兼旦那の部屋

・息子たち憧れのコタツのおける部屋

とか自分で無料ツールを使って間取りを考えていると70㎡あっても『私の寝る場所』がハンモックしか実現できませんがRenonのリフォーム例を拝見していると、どうにかしてくれそうな気がしております。

こういうの、すごく嬉しいです。いや、私は不動産チームなのでリフォームチームにはプレッシャーかもしれませんが!でも、普通は「うーん、もうちょっと広さが欲しいよなぁ・・・」で終わってしまう(見送ってしまう)ところ、「Renonが魔法かけてくれるんじゃない?」で前向きなお気持ちになっていただいているんですからやっぱり嬉しいです。ただしそれも、「何とかできたら」の話です。
 

T様(奥様)のメールの続きです。

「あと、私がリフォーム事例を見てて「いいなぁー」と思ったのを添付させていただきました。御社の手がけた『はんぶんこ』も親の目から見ると素敵ですが子供たちは「私が上のベッド!」と喧嘩するのは目に見えております。

でも、添付した画像はちょっと無機質すぎて、もうちょっと暖かみが欲しいと思っております。

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収納は、今の家も結構お金をかけて棚を造りましたが観音開きの収納は片づけにくく、探しにくいので添付した画像のようにスライドドアの方が片づけやすいかな?と思っております。でも、金額には上限があるのでこんな我儘がどこまで可能か、ご検討ください。

<中略>

・主人のツボ『子ども達の笑顔が浮かぶ』

・私の希望『子ども達のそれなりの空間』

・主人の帰りが遅いことが多いので主人がゆっくりと休めるスペース

・私のデスクスペース

『思案中』から抜け出すために、先日内覧したお部屋で、プランを見せて頂くことは可能ですか?」

手前味噌な話ですが、リフォームチームのアウトプットにはいつも驚かされます。まず今回のポイントを整理します。

・子どもの笑顔

・お子様3人の5人家族

・暖かみが欲しい

・ご主人専用スペース

そしてこれらを

・68㎡で実現する

そして弊社リフォーム担当がご提案したラフプラン

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まず「子ども=1部屋ずつ」を捨て去って「子どもロフト合宿所」という空間に集約することで空間的な制約を「仲良くしようね」の精神で乗り切ろうというアイデアです。こうすることで無理やり狭い空間に区切ってしまうよりはるかに「暖かみ」も出ます。

そして、よく見るとこの子どもロフト合宿所を中心にグルグルと回ることができるようになっています。いわゆる「回遊性」のある間取です。通常、回遊性となると通路のスペースを取られるので空間の節約とは矛盾しがちです。

しかし、このプランでは収納を設けつつ通路やデスクにしているので無駄がありません。そしてこんなグルグル回れる家、子どもの笑顔しか浮かびません!

「この家を実現したい」というとっても嬉しいお言葉をいただき物件の契約に進みました。「リノベーション【も】得意な不動産屋」ならではです。

 

物件の契約後~リフォームの完成

ラフプランも結構すごかったのですが、その後T様とリフォーム担当が打ち合わせを重ねて行く中で、基本的なポイントは当初から変わらないものの、何というか・・・次第に「もっと大胆」になっていきました!

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さらに・・・

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そして・・・

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なんと、家の中に家がある?!これは「ツリーハウス」と子どもロフト合宿所が融合したような空間です。

【before)】

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【after】

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上はロフトで下はグルグル回れる空間。

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その先は廊下や寝室へもつながっています。

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廊下から寝室へつながる通路には「うんてい」があります。

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黒板やホワイトボード、子どもは大好きですよね。

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キッチンは奥様のイメージに合わせた収納に。

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あとは、お子さんたち!

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この写真撮影の時、リフォーム完成後・お引渡し前のタイミングで実は弊社スタッフだけで撮影の予定でした。ところが思いがけずそこに売主様とお子様とお友達がいらっしゃってこんな写真を撮ることができました。

「子どもたちの笑顔を」。実現できたことを実感できる、最高のタイミングとなりました。

T様、ありがとうございました。

担当:渡辺夏男