まずは初回面談から

H様との出会いは昨年2月。奥様はそれまでの1,2年間、住宅購入にあたり色んなHPを眺めてきたそうです。はじめてビビビ!っとくるホームページに出会ったとのことで、弊社にお問い合わせを頂きました。

初回面談直前、お子様がインフルエンザにかかってしまったため、奥様は出席できませんでした。ご主人様と資金計画や物件購入についてのプロセスをお打ち合わせした後、奥様にはメールでご購入物件についてのイメージをお伺いしました。

『お庭がある、その植樹とお家が違和感なく馴染んでいる、そんな感じが好きです』
『できればリビングのカーテンは開けっ放しにしたいです』
『玄関や階段がゆったりしている方がいいです』
『冬寒いので、できれば北側のお風呂はさけたいです』
『余談ですが合皮より革が、化繊より天然素材(ウール、リネン、コットン)が、 フッ素加工より鉄のフライパンが好きです』

このようなお返事を拝見すると、楽しい気持ちになるのは私だけでしょうか(笑) ゆったりとしたお庭や住環境を第一と考え、地域や築年数を問わずに比較的広範囲で物件を探したいとのご希望だったため、広域で物件探しを始めました。

広範囲で物件を探すポイント

地域や路線を問わず、広域で物件を探すポイントは、ご予算や交通の便などを考慮しつつも、『その街やその家で、どのように暮らしていきたいか』を共有することです。

① 敷地の広さ(実際と体感)についてどう感じるか
② 築年による建物の劣化状況についてどう感じるか
③ 立地条件や街並みについてどう感じるか

大きくポイントを3点に絞り、そこから生まれる『想い』を共有しながら内覧を重ねること約5か月、内覧物件は20件を超えたところで、H様は運命の物件に出会うことになります。

敷地50坪、駐車場無、2SLDK、築20年のスウェーデンハウス

建物の断熱性を重視したいというご希望があり、スウェーデンハウス施工の中古住宅があったら良いなぁ…、とお考えだったH様。 広域で物件をお探しだったことも幸いして、ついに出てきました。築年数は20年経過しておりましたが、外壁塗装などのメンテナンスは定期的に行われておりました。お庭も広くて隣地に建物はなく抜けており、緑が見えます。 しかしながらこの物件には、その場では決めかねてしまう理由がありました。

① 庭は広いが駐車場が無い。


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前面道路に傾斜があり、擁壁があるため駐車場をつくるには外構工事が必須。工事費用がかなり掛かってしまい、かつ東京電力の電柱と支柱が建植されているため、上手く造らないとせっかくの広いお庭が狭くなってしまう。 

② 間取りが2SLDK

H様は4人家族。やっぱり最低3部屋、欲を言えばもう一部屋ほしいところ。

H様はスウェーデンハウスや森の雰囲気など、ご自身がイメージしていた『しあわせで豊かな生活が送れる』可能性を感じつつも、即決はせず、学区や周辺の住環境についてもう少し考えた上で結論を出すことにしました。

リフォーム『も』できる不動産会社の強み

じっくりと検討を重ねた3週間後、H様のお気持ちは徐々にかたまりつつありましたが、 駐車場と間取りをどうするかという課題が残っておりましたので、もう一度、オフィスでじっくりとポイントの確認をしました。 工事で出来ることと、出来ないことを的確に判断することは、リフォーム『も』できる不動産会社である弊社の得意分野です。

建物は築20年、外構工事とリフォーム工事には結構な費用が掛かります。そのような事もあってか、この時点で物件にはお申込みが入っておりませんでした。 再内覧の前に詳細図面を入手し、弊社にて外構計画のプランニング、概算工事金額を把握していただき、その上でお申込みを行いました。もちろんホームインスペクションで建物の現状を把握した上でのご契約となりました。

はんぶん子ども部屋

既存の間取りは2SLDKで、2Fのリビングに面した納戸は約4.9帖、もちろん納戸の為収納はありませんし、欲を言えばもう一部屋(4部屋)ほしいところ。
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そこで弊社チーフデザイナーの山崎が出した結論は『はんぶん子ども部屋』。
この納戸を少し広げ、リビングから出入りする2つの子ども部屋を造りました。 スペースとしてはそれでも足りないので、ロフトベッドで空間を有効に使い、そこをカバーする計画としました。

【工事中の写真】
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2×4工法(20年前のスウェーデンハウスの為)の場合は、建築基準法上は耐力壁として計算されていなくても、実際には構造上有効な壁として成立していることが数多くあります。 プランニング通りに解体をした後、既存構造を理解してから、再度バランスを崩さないような構造設計をして間仕切り変更を行います。山崎ならではのプロの仕事です。

【子ども部屋をリビングからみた様子】
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建具は神谷コーポレーションのフルハイトエア。 通風できる可動ルーバーがデザインのアクセントにもなっています。

【子ども室(弟)のロフトベッド】
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クライムキャッチを壁に付け楽しく鍛えて上り下りします。 実際仕上がると狭さを感じない、子ども室としては十分な広さとなりました。

【一日中カーテンを開けていても大丈夫2Fリビング】
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イメージ通りの物件探しができました。

竣工後のイベントは・・・

【Before】
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【After】
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外構工事でゆったりとした1台分の駐車場をつくり、電柱(支柱)については東京電力さんと事前協議を行い、約1m動かしました。外壁塗装も同時に行いましたので写真で見ると新築とほとんど変わらない仕上がりです。

そして、恒例のDIYイベントです(笑)

【無垢フローリングをDIYで床塗装】
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お金の節約のためではなく、無垢フローリングと一緒に生活していくために身につけておきたい技術を覚えていただくためです。 今回利用した匠の塗油は6,600円/1L缶で30㎡塗れ、施工性も良く、誰が塗っても綺麗に仕上げられます。荏胡麻の油をつかっています。

こちらはご主人様が壁にベンジャミンムーア(Deep in thought AF-30)を塗っているところ。
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少しベージュがかった落ち着いた色味で木枠と相性よく、綺麗に仕上がりました。
お昼休憩は手作りのおにぎりと豚汁をご馳走になりました!
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初回面談からお引き渡しまでは約1年2か月、H様と一緒にたくさんの想い出を作ることが出来ました。これからも末永く、よろしくお願い申し上げます!

物件担当:津川和之